実際に見学する物件を絞り込もう

条件を入れて検索したら、あとは一つ一つ物件の詳細を確認し、実際に見学する物件を絞り込むことに。ここでは物件詳細の細かな見方について紹介します。

間取図と写真で部屋のイメージをつかむ

条件で検索したら、あとは物件の詳細を見て、見学する物件を絞り込む段階に。多くの物件が間取図情報や写真を掲載しているので、ネット上でもある程度は部屋のイメージがつかめるはず。最近では写真の点数が増えていて、さらに動画で部屋を見られる物件もあるので、より実際の部屋の様子を知ることができる。物件を絞り込むだけでなく、「これは現地で確認しよう」と予習までできれば完璧だ。

間取図のココをチェック

  • 方位・・・太陽光が入る窓側の方位で、Nが北側。基本的には南向きが最も日当たりがよく、東向きは午前中、西向きは午後明るい
  • 収納・・・間取図では高さ、奥行き、なかの造りまでは分からないので、写真と合わせて「上まであるから収納量がある」「押入れじゃなく、パイプのあるクローゼットだな」など確認を
  • WIC、CL、STO・・・WICはウオークインクローゼット、CLはクローゼット、STOはストレージで納戸・物入れの略。すべて収納
  • MB、PS・・・MBはメーターボックス、PSはパイプスペースの略で収納ではないので注意
  • バルコニー・・・間取図で「バルコニー」とあっても外に出られるものか、出られないタイプかは外観写真と合わせて推測しよう
  • 洗濯機置き場・・・キッチン横にあれば料理しながら洗濯ができたり、お風呂近くにあれば残り湯が使えたり脱いだ服をそのまま洗濯機に入れられる
  • 窓の位置・・・窓が多いほど風通しがいいはず。お風呂やキッチンにも窓があると換気しやすい

見落としがちな文字情報も読みこなそう

間取図以外に、細かく書かれた文章も確認したい。特に「お金」に関わる部分は、いざ契約の段階になって驚かないためにも、念頭に置いておこう。

確認したい細かな情報

  • 駅からの徒歩時間・・・徒歩1分=80mとして算出されているが、信号の待ち時間や坂道は考慮されていないので現地で確認を
  • 階建・・・何階建ての建物の何階なのかを表記。基本的には階数が高いほど家賃は高くなる。ただし、例えば「5階建ての最上階だけどエレベーターのない」古い物件は例外
  • 損保・・・契約に火災保険加入が義務づけられている場合には「要」や金額の記載がある
  • 築年月・・・その建物の完成年月。基本的には古いほど家賃は安くなる。室内はリフォームされて新しくなっているが共用部は古いままの場合も
  • 入居・・・「即」とあれば現在空き室で即入居できる物件。完成前の新築やまだ入居者がいる物件は入居可能時期が記載されている。「相談」は貸主と借主が相談の上決定することを意味する
  • 保証会社利用可・保証会社契約必須・・・保証会社との契約が必須の場合は、その金額などが明記されている。その場合は別途保証料を支払う必要がある。「利用可」というのは「保証会社と契約すれば連帯保証人を付ける必要がありません」という意味
  • ほか初期費用・・・その他、鍵交換費用や退去時のハウスクリーニング代など、最初に必ずかかる費用を明記されている