部屋の条件を考えよう
希望エリアを決めなければ部屋探しはできない。ここではどうやって希望エリアを決めるのか、その情報の集め方や間取り記号の見方について教えます。
まずは通勤・通学軸で希望エリアを考えよう
まず、勤務先や大学に通いやすい沿線はどこか調べてみよう。基本的には中心部のターミナル駅から遠くなればなるほど家賃の相場は安くなるし、同じターミナル駅につながる私鉄でも沿線によって相場は異なる。また、「○○駅のみ」と限定せず、○○線の○○駅~○○駅と幅を持たせたほうが選択肢は増える。
また、「相互乗り入れ」で通いやすい沿線もある。例えば東京の中心部を走る地下鉄の多くは、ほぼ複数の私鉄やJRと乗り入れしていて、千葉・埼玉・神奈川のさまざまなエリアから、中心部まで1本で通える場合もある。郊外になればなるほど家賃は安くなるが、その分通勤・通学定期代が高くついてしまうことも。キャンパスが郊外の場合は、あえて大学の近くにせず、「バイトや遊びを考えて、大学と中心部の中間地点にした」というケースもある。
転勤や大学入学を機に住み替える場合は、土地勘がなく、「どのエリアがいいか分からない」という人も多いはず。そんなときもネットの出番。さまざまなサイトを活用し、どんな街選びがいいか検討してみよう。以下は、街選びの参考になるサイト一覧。写真や口コミ情報から、まずは広く探してみては?
1DK、1K、ワンルームの違いとは?
次に広さ・間取りの条件も考えよう。一般的に間取りは広い順に1LDK>1DK>1K>ワンルームがある(ただしワンルームはとても広いワンルームという例外もある)。具体的には以下の通り。部屋選びの参考にしよう。
ワンルーム・・・キッチンと居室が分かれていない、ひとつの空間で、広さによって使い勝手は違う
1K・・・キッチンと居室の間にドアがあり、仕切りを閉めれば部屋からキッチンが見えない。ワンルームとさほど広さは変わらない場合も
1DK・・・DKはダイニングキッチンの略で、4,5畳以上8畳未満で、ひとつの居室として使えるメリットがある。数は多くはない
1LDK・・・LDKはリビングダイニングキッチンの略で、全体で8畳以上、キッチンが独立している場合も。リビングが広く、食べたりくつろぐ場所と寝る場所を分けられる。一人暮らしなら余裕で、主に二人暮らし向け
※LDK+Sの「S」・・・「サービスルーム」の略。大きな収納として使えたり、日当たりは得られないが広さ的には部屋とさほど変わらないものなどさまざま。