1日で部屋探し。そんな場合はどうする?

急な転勤や大学入学で、遠方からの引越しの場合、たった1日でアパートやマンションの部屋探しをしなければいけないことも多い。ではどうすればスピーディに動けるか必要なことを教えます。

候補物件、訪れる不動産会社は事前に絞り込んでおく

遠方からの住み替えの場合、土地勘がないため、まずどんなエリアがいいのか分からないはずだ。そんな場合は、口コミ情報などをネットで集めてみよう。

希望条件を検索したら、1日でまわれるように間取図や写真などで2~3物件に絞り込みたい。不動産会社の問い合わせ方法は、メールでもいいが、転勤&入学シーズンは物件の動きも早いため、電話で空き状況を確認するほうが早い。

問い合わせ時には「○月○日に行く予定で、1日で何件か見たい」と伝え、お目当ての物件以外にも条件に合う物件はないか直接電話で相談しよう。例えば「騒音がする部屋は嫌」「とにかく日当たりがいい部屋がいい」など口頭で条件を伝え、実際に現地を見ている営業担当者に絞り込んでもらうのもアリだ。1日で探すなら訪れる不動産会社も1社に絞り込んだほうが早いので、そのときの電話での対応で不動産会社を選ぶのもアリだ。

「意見ははっきり。時々妥協」がスピーディに探すコツ

実際にアパートやマンションの物件見学は、1件でも多くまわりたいので、できれば朝早くスタートしたい。オススメは平日の部屋探し。じっくり探せるし、なにか質問や交渉したい事があっても管理会社と連絡がつきやすいからだ(管理会社は土日休みのところも多いため)。

1日で効率的に探すには「意思表示ははっきり」を心がけよう。ピンとこなかったらその理由を伝えたうえで、「多少駅から遠くてもいいからなるべく新しくてキレイなところがいい」など、妥協ポイントと優先ポイントを同時に伝えるのがポイント。そのほうが営業担当者も提案しやすく、的外れな物件は見なくてすむはずだ。

また学生の場合、親と一緒にまわるのもアリ。最終的に判断するのはお金を出す保護者なので、「多少高くても防犯面で安全な部屋がいい」など判断が早くなる。

アパートやマンションの入居審査・契約を1日ですませるために準備しておくものとは

候補物件が見つかったら申し込み。実はこの後、大家による審査を経てから、契約という流れになるが、遠方からの住み替えの場合、その流れを1日ですませてしまう場合も少なくない。審査をスピーディにするために、自分と連帯保証人の収入を証明する書類のコピーなどは事前に準備しておきたい。学生なら少なくとも親の勤務先の住所や連絡先など基本情報はメモしておこう。契約まですませたいなら、必要書類は事前に準備しておいたほうがベターだ。

また、契約は後日という場合もある。「どうしても契約のために再度足を運ぶのは難しい」という場合は、契約前の重要事項のみ説明をしてもらい、書類は後日郵送という形にできないか交渉してみるのもアリだ。